数年前に義母が亡くなった時に、相続のことでトラブルが起きました。
義母は義理の娘である私を大切にしてくれていて、生前に指輪を見せては「私が死んだらこれは貴方に受け取ってほしい」と言っていたんです。
ですが、亡くなった後に分かった事ですが遺言状自体がありませんでした。
義母がその話をする時には、夫や義兄夫婦も同席している事もあったので、「この指輪はできれば私にください」とお願いしたんです。
夫も義兄も義母の気持ちだったのだしと承諾してくれたのが、そうするなら夫の相続分を減らすのが妥当だと義姉が言い出しました。
その時に相談にのってくれたのが、知り合いの司法書士の先生です。
指輪を鑑定士に見せたところ、デザインが古く価値がかぎりなく低いことが判明したので、形見分けとして話がつくのではないかと教えてくれました。
逆に義母が大切にしていた着物の中でも上等な反物で作られたものは、形見分けではなく相続になるとのことでした。
最初は納得しなかった義理姉も最終的には納得してくれたので、後の処理はスムーズにできました。
トラブルになった時ほど、専門家の助言は心強いと思います。